京都のいけず石、実は優しさの結晶だった
投稿者 まると
投稿日 2025.06.23
カテゴリ 地域その他
地域 京都府
よろしゅうおすなぁ♥
京都の路地裏、家の角にポツンと置かれた石。
「なんか邪魔だな」と思ったこと、ありませんか?

あれ、名前は――いけず石(いけずいし)。
名前の響きからして意地悪に感じるけど、実は全然ちがう。

その目的は、「荷車や自転車、今でいう車が家の角をこすらないように」という、
家と通行人を守るための工夫なんです。

京都の町家は通りに面して建っていることが多く、
細い道での接触事故が昔から多かった。
だからこそ、石を置いて“物理的にガードしたんですね。

それがいつしか「ちょっと意地悪そうな」見た目とリンクして
“いけず石”と呼ばれるように。
だけど本当は、相手のためを思ってこその設置物だったんです。
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