通訳が必要な日本語!?青森・津軽弁の奥深さ
投稿者 もみじ
投稿日 2025.06.17
カテゴリ 地域
地域 青森県
んだっきゃね♥
青森県の中でも津軽地方(弘前市や五所川原市など)で話されている「津軽弁」は、
同じ日本語とは思えないほど独特な方言です。たとえば、青森の方がこんな風に話します。

「あねでねしてまったじゃ〜」(=姉が出かけてしまった)
「へば、まんずいぐべし」(=じゃあ、そろそろ行こうか)
「わんつかまっで、はんかくさいごとゆってらんでば」(=ちょっと待って、変なこと言わないでよ)

……初見では、ほとんど意味がわかりません。
しかも、津軽出身者同士でも地域が違えば通じにくいこともあるほど。かつて全国各地の方言が強かった時代でも、
「青森だけは通訳が必要だった」という逸話が残っており、
NHKなどでも字幕を入れる場合があるほどです。

現在では、津軽弁を保存・継承しようという動きもあり、
方言をテーマにしたラジオ、演劇、YouTubeなども活発に行われています。言葉は文化の“生きた化石”。
津軽弁のような地域特有の言語には、その土地の歴史や価値観が詰まっています。


青森を訪れた際には、ぜひ耳を澄ませて“別の日本語”に触れてみてはいかがでしょうか。
投稿者:
うんちく閲覧履歴