東京タワーは戦争の鉄?やがて平和のシンボルに
投稿者 タらちゃん
投稿日 2025.04.30
カテゴリ 地域
地域 東京都
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平和の象徴は、戦争の鉄でできていた――

東京タワーは1958年に竣工された、高さ333mの日本を代表するランドマークです。
このタワーの鉄骨には、朝鮮戦争で使われたアメリカの戦車などのスクラップが再利用されたという記録が残っています。

当時、鉄資源が乏しかった日本では、海外から輸入したスクラップを活用するのが一般的でした。
その中でも、朝鮮戦争の退役戦車など、アメリカ軍の軍用鉄材が含まれていたというのは、意外と知られていない事実です。

つまり、現在は観光地やテレビ電波の中継塔として親しまれる東京タワーの一部は、かつて戦場を駆け抜けた軍用車両の“再生”という側面を持っています。

戦争の鉄が、やがて平和のシンボルになる――
東京タワーには、そんな時代の転換を物語る“静かな歴史”が宿っているのです。
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